[2005.09.26]
  サイトの情報の見目


 ▼China hits blogs where it hurts(The Register)【英語】
  http://www.theregister.co.uk/2005/09/26/china_bans_blogs/


 「ネット上のサイトは,どんな情報であれ,与えても構わない。口をつぐむべき情報など,ひとつとてない。与えて,受け取り手が受け取るか,どう判断するかは,受け取り手に任せるべきことだ」。

quote:中国政府はブログやオンラインニュースに新しい検閲を導入する。これは,どのような個人や組織が情報を提供するかや,メーリングリストの配信にも,当局への名前の登録が必要になる。中国政府は「市民に誤解を与える不健康なニュース記事」を抑えるとして,そのような規制を強めている。

 過去記事でちょっとだけ触れたことだが,中国政府のネットワークへの規制がより激しくなり出しているようだ。もう一度繰り返すが,ネットワークを規制することは,最終的にはできない。最初はうまくいっているようにみえるかもしれないが,随所にさまざまなほころびが生まれてきて,最終的には規制をしていた方がしっぺ返しを食うだろう。

 予言してもよい。過去に天安門事件のような悲劇を生んだ国は,いまのままネットワークの規制を続ければ,そのネットワークを利用した勢力によって,痛手を負うだろう。国籍や人種が異なっても,人はそのような不自由から逃れることを望む願いを持っている。ネットワークは,そのために,存在しているのだ。日本にたくさんいるらしい政治家も,同じだ。その点を理解できないようなら,大きな見返りを差し出さなければいけないことになるだろう。

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